詩『もう着くと言っていつも結果、待たせる』

なくてはならないのは希望だ


耐えてばっかりに見える奴だって
いつか俺は
と思ってるから耐えている
というかそいつは多分耐えているとは思ってない
道の途中で苦痛とすれ違ったくらいにしか思っていない


何かを成し遂げるために
血の滲むような努力をして
成し遂げられなかった奴を見ても
憐れんでやる必要なない
だって
血の滲むような努力をしたのが事実だったとしても
もうやめたんだから


ゴールだと思ったところにたどり着いて
あれなんか違うな
と思えたときはラッキーだ
また明日からも生きられる


死なない限りゴールはいつもちょっと先
それでも俺たちはそこがゴールであとは幸せしかないんだと信じながら
愚かにも時折幸せそうな表情を見せながら
時間というものに引っ張られてなんとか老いていっている