詩『朝』

目覚めたときに
まぶしいほどの朝日と青い空があったなら
私は何をした?


栄養たっぷりの朝食を作った?
気持ちのいい散歩をした?
熱いシャワーを浴びた?


そんなむなしいことはしない


そんなことで
何か変わったりしない


そんなことで変わったなら
それは変わらなくてもいいこと


土砂降りの朝に
裸で
大きな声で歌をうたいながら
外を走り回る


それくらいして初めて
小さな変化が生まれたとき
私はやっと
安心できて
納得できて


やっと
栄養たっぷりの朝食をとれる